自由の代償は高いぜ

ヴァンデミエールの翼」を読んだ。

鬼頭莫宏先生の作品。「なるたる」とか「ぼくらの」とか。

なるたるは読んでないけど。近々読む。

自由を得るために反乱を起こして、自由の代償は高いと嘆く。

ザックスもそう言ってた。

よく聞く話だが、この歳になって自覚する。

生まれながらに庇護下にあった自分。子供には制約が多く、不自由だと感じていた。

早く大人になりたいと願った。

だけど今はどうだろう、大人は、自由は、恐ろしい。

自由が怖いんじゃない、代償が怖い。

感傷は置いておこう。

造り物に魂が宿るとかそういう作品は好き。というか魂が好き。

いまだに未知の存在。21グラムとか。

ヴァンディミエール、それは魂を宿した自動人形。(背表紙より

魂はどこから生まれるのか。本当に存在するのか。そもそも何なんだ。

一時期躍起になって調べていたことがある。

それを思い出させてくれた。ヴァンディミエールは。

内からの言葉に、俺も耳を傾けてみるとしよう、

いつも聞こえなくて、困ってるんだけどね。